尼崎市で子育てってどうなの ?
治安やくらしの情報についてもご紹介!
「尼崎市ってどんな街?」「尼崎市の治安や子育ての環境はいいの?」といったように、引っ越し先の治安やくらし、子育ての環境など街の情報はたくさん知りたいものですよね。
尼崎市は、大阪や神戸、奈良へと広域の移動が可能な交通アクセス、買い物に便利な大規模商業施設やスーパーマーケット、商店街があります。また、子育てや教育環境には手厚いサポートもあり、治安改善のための対策で成果を上げています。
この記事では、尼崎市の交通アクセスをはじめ、商業施設やショッピング施設などくらしの情報、子育て環境、治安について紹介します。
また、尼崎市のおすすめスポットもいくつか紹介していますので、参考にしてください。
交通アクセスについて
尼崎市の交通アクセスは、電車やバス、自動車とともに利便性が良く広域の移動が可能です。
鉄道(電車)
尼崎市内を走る電車は、JR神戸線、JR東西線、JR福知山線(宝塚線)、阪急神戸線、阪神神戸線、阪神なんば線があります。
JR神戸線の駅
- ・尼崎 ※乗り換え駅:JR東西線尼崎駅、JR福知山線(宝塚線)尼崎駅
- ・立花
JR尼崎駅からJR大阪駅まで新快速で5分、JR三宮駅へは新快速を利用して15分で着きます。
JR東西線の駅
- ・尼崎 ※乗り換え駅:JR神戸線尼崎駅、JR福知山線(宝塚線)尼崎駅
JR尼崎駅からJR京橋駅までは、快速を利用して19分で着きます。
JR福知山線(宝塚線)の駅
- ・尼崎 ※乗り換え駅:JR神戸線尼崎駅、JR東西線尼崎駅
- ・塚口
- ・猪名寺
JR尼崎駅は、丹波路快速、快速、区間快速、普通が停車します。
またJR塚口駅は普通が停車しますが、JR塚口駅の発着電車のみ快速、区間快速が停車し、それ以外は通過駅になります。
平日の10時〜15時、休日の12時〜15時の時間帯は、丹波路快速および快速が、区間快速に変わります。
JR尼崎駅からJR大阪駅まで快速で6〜7分、JR宝塚駅まで快速を利用して18〜19分で着きます。
阪急神戸線の駅
- ・武庫之荘
- ・塚口 ※乗り換え駅:阪急伊丹線塚口駅
- ・園田
阪急塚口駅は、快速急行・急行・普通が停車します。
阪急塚口駅から大阪梅田駅までは、快速急行や急行、普通も約13分で着き、神戸三宮駅までは、西宮北口駅で普通から特急に乗り換えて約23分で着きます。
阪神神戸線の駅
- ・杭瀬
- ・大物 ※乗り換え駅:阪神なんば線大物駅
- ・尼崎
- ・出屋敷
- ・尼崎センタープール前
- ・武庫川 ※乗り換え駅:阪神武庫川線武庫川駅
阪神大物駅は、阪神神戸線と阪神なんば線の共用駅になっています。
阪神尼崎駅から大阪梅田駅まで特急を利用して7分、神戸三宮駅までは、特急の利用で23分で着きます。
阪神なんば線の駅
- ・大物 ※乗り換え駅:阪神神戸線大物駅
- ・尼崎
阪神大物駅は、阪神神戸線と阪神なんば線の共用駅になっています。
尼崎駅から阪神西九条駅まで快速急行で5分、近鉄奈良駅までは、直通運転の快速急行で約50分で着きます。
バス
尼崎市内は、阪神バス、阪急バス、伊丹市営バスが運行しており、298ヶ所のバス停があります。
主に阪神バスが主要駅をはじめとする尼崎市内を循環しています。
そのほか阪急バスは、阪神尼崎駅から阪急塚口駅間に加え、伊丹市や川西市方面に運行、また伊丹市営バスは、JR伊丹駅や阪急伊丹駅などから尼崎市へ循環バスが運行しており、利便性が高いといえます。
また、関西空港交通と阪神バスが、JR尼崎駅と阪神尼崎駅から関西国際空港までのリムジンバスを運行しています。
自動車
尼崎市内には、名神高速道路、阪神5号湾岸線、阪神3号神戸線の高速道路があります。
大阪市(西成区)と神戸市を結ぶ国道43号線や大阪市と北九州市を結ぶ国道2号線をはじめ、尼崎市から川西市経由で池田市までを結ぶ尼崎池田線、尼崎市から宝塚市までを結ぶ通称「尼宝線(あまほうせん)」と呼ばれる尼崎宝塚線が主要道路になります。
商業・買い物施設について
尼崎市には、百貨店をはじめ、多くの商業施設や商店街、スーパーマーケットがあり、生活するうえで不便を感じることはないでしょう。
尼崎市の商業施設
尼崎市には、阪神百貨店とアル・プラザが併設されている大型商業施設の「あまがさきキューズモール」や約160の専門店とアル・プラザが入る甲子園5個分の広さを持つ「つかしん」、阪神尼崎駅に直結でファッションや雑貨、スーパーマーケットが入る「amasta・AMASEN(アマスタアマセン)」、阪急塚口駅前に映画館や電気量販店、スーパーマーケットが入る「塚口さんさんタウン」など、買い物に便利な大小の商業施設が多く点在しています。
また阪神尼崎駅前には、「尼崎中央商店街」と「三和本通商店街」が連なる長い商店街があり、毎日多くの人でにぎわっています。
尼崎市のスーパーマーケット
尼崎市内には、会員制倉庫型店舗のコストコをはじめ、24時間営業もしくは23時か24時まで営業しているマックスバリュ、イズミヤや業務スーパー、生活協同組合のコープ、大阪府内に多く点在するディスカウントスーパーサンディなど、90店舗以上のスーパーマーケットがあります。
子育て・教育環境について
尼崎市は、子育て支援や教育環境にとても力を注いでいます。
尼崎市の保育・教育施設
公立・民間の保育所(園)や認定こども園は110以上の施設があり、民間小規模保育事業所なども入れると155以上の保育施設を保持しており、令和4年4月時点では、待機児童は76人です。
尼崎市は、 保育所の新設や定員数を増やすなど、待機児童ゼロを目指して取り組んでいます。
令和2年に236人いた待機児童が令和3年に118人、令和4年には76人に減少しており成果をあげています。
小学校から高校の学校数も充実しています。
- ・公立小学校 41校
- ・公立中学校 17校
- ・市立高校 3校
- ・県立高校 8校
- ・私立高校 2校
尼崎市の子育て支援と教育環境
尼崎市は、子育て世代をサポートしています。
- ・0歳から小学3年生の9歳まで乳幼児等医療費助成の利用
- ・小学4年生の9歳から中学校卒業の15歳まで子どもの医療費助成の利用
- ・妊婦検診費用(基本診察+補助)を53,850円分までを上限に助成
- ・特定不妊治療費の助成は、年に1回限り30万円を上限(治療内容による)
- ・妊産婦の歯科検診が、妊婦時に1回無料
- ・公立の小中学校では、温かい給食を提供
- ・地球温暖化やごみの減量問題などの環境教育の導入
- ・小中学校一貫で1人1台ずつのタブレット端末の導入
- ・小中学校一貫の英語教育(毎日実施)を導入(外国指導助手の配置)学びのサポートをする学習指導
尼崎市の病院
尼崎市には、大きな病院である総合病院が24病院あります。
そのうち救急対応病院は14病院あり、緊急時における万全な体制を整えています。
平日の夜間や土日休日の応急的な診療・処置は、尼崎休日夜間急病診療所で診てもらえます。
また、夜間・休日の子ども(15歳未満)対象の急病対応として「阪神北広域こども急病センター」や電話による「あまがさき小児救急相談ダイヤル」もあり、受診可能な病院の紹介や病状による相談ができるため、子どもの急病対策も万全です。
その他、NICUを設けている病院が1病院あり、出産に対しても安心です。
治安について
兵庫県警察発表「令和3年中の犯罪統計 (確定値)」の「市区町別主な刑法犯認知状況」を見ますと、尼崎市の治安は、近隣の市と比べて良いとはいえません。
<表1>
市町村名 |
犯罪発生認知総数 |
人口1000人あたり |
尼崎市 |
3,809件 |
8.332件 |
神戸市 |
9,464件 |
6.243件 |
伊丹市 |
1,208件 |
6.116件 |
西宮市 |
2,439件 |
5.031件 |
宝塚市 |
750件 |
3.330件 |
<表2>
尼崎市の犯罪(抜粋)等発生認知数 |
|||||||
特殊詐欺 |
ひったくり |
空き巣 |
自動車盗 |
車上狙い |
部品狙い |
バイク盗 |
自 転 車 盗 |
102 |
10 |
40 |
24 |
146 |
122 |
89 |
1,004 |
表1・2 参照:「市区町別主な刑法犯認知状況」より抜粋
犯罪発生認知総数は、人口の多さから発生率は高くなるかと思いますが、尼崎市は、人口1,000人あたりの犯罪認知数は4番目に多いです。
尼崎市は、平成25年から「ひったくりや自転車の盗難などの街頭犯罪の抑止」といった取り組みをはじめ、特殊詐欺対策として防犯カメラの設置や呼びかけなどの防犯活動を行ない、地域の安全安心のために治安改善に取り組んでいます。
その結果、平成24年に6,765件あった街頭犯罪が、9年後の令和3年には、72.6%減少の1,852件と約5,000件減少しています。
ひったくりが10件と発生があるので、空き巣や車上狙いなどが発生していることからも、人通りの少ない暗い通りでは、身の安全を守るためにも注意が必要です。
不審者や犯罪発生の最新情報をGaccom安全ナビや兵庫県警察犯罪発生マップから知ることができます。
兵庫県警察から犯罪発生や防犯対策情報をタイムリーで知らせてくれるひょうご防犯ネット/兵庫県警本部は、子どもを持つ家庭によく使われているアプリです。
おすすめスポット
工業地でもある尼崎市には、お城をはじめ、緑豊かな公園が多くあります。
そのほかに、10月から11月頃になると、武庫川河川敷にある「武庫川の髭の渡しコスモス園」では、550万本が咲くコスモスが一面に広がり、毎年多くの人が訪れる秋の花の名所としても有名です。
尼崎城
尼崎城は、明治6年(1873年)の廃城により取り壊されましたが、平成27年(2015年)から3年の月日をかけて、平成30年(2018年)11月に復元完成しました。
翌平成31年(2019年)には一般公開となり、現在も多くの人が尼崎城を訪れています。
5階建ての尼崎城内は、尼崎の紹介展示をはじめ、鉄砲や剣術の体験やお城パズルなど遊びながら学べ、武士やお姫様、忍者などの衣装を着て変身体験できます。
また尼崎出身の城郭画家である萩原一青の城郭画が展示されています。
5階の最上階には、尼崎の街を眺望できる展望ゾーンがあります。
兵庫県立尼崎の森中央緑地
兵庫県立尼崎の森中央緑地は、製鉄工場跡地を埋め立て、13万本の苗木を植えて、やがて木となって大きくなり、さまざまな生き物も暮らす森を100年かけて作ろうとしている緑地です。
園内は、ボール遊びなどで思いっきり遊べる大芝生広場や木製アスレチックなどの遊具、カメに会えるカメさんひろばなどもあります。
入園料と駐車場は無料なので、いつでも遊びに行けます。
西武庫公園(交通広場)
西武庫公園(交通広場)は、昭和38年(1963年)に交通公園として日本で初めて開園した公園です。
現在の公園は、開園当初に比べると約半分の規模になりましたが、道路や道路標識、信号機などが並び、交通ルールが学べる広場になっています。
交通ルールを学びながら、自転車に乗る練習にも向いています。
西武庫公園には、約500本の桜をはじめ、バラ園や菖蒲池などがあり、四季折々の花を楽しむことができる公園です。春は、お花見をする多くの人でにぎわいます。
また、初夏にはホタル観賞もできます。
そのほか、花の講習会やゴーカートに乗って交通ルールを学ぶイベントなどが行なわれています。
まとめ
尼崎市は、広域の移動が可能な交通アクセスで、買い物に便利な大規模商業施設やスーパーマーケット、商店街があり充実しています。また、子育てや教育環境には手厚いサポートもあり、治安改善のための対策で確実に成果を上げている街です。