高層階と低層階、資産価値が落ちにくいのはどっち?

2026年09月14日

PREMIUM RESIDENCE GUIDE

高層階と低層階、
資産価値が落ちにくいのはどっち?

階数だけで答えは決まりません。購入時の価格差、眺望、住みやすさ、売却時の競合まで含めて判断します。

結論:一般に高層階は眺望や希少性が評価されやすい一方、高く買いすぎれば値下がりの影響も大きくなります。低層階も価格との釣り合い、生活利便性、眺望の抜けが良ければ十分な需要があります。重要なのは「何階か」より、その住戸の条件に対して購入価格が妥当かどうかです。

高層階と低層階の特徴

HIGH FLOOR

高層階

  • 眺望・開放感・希少性が評価されやすい
  • 日照や外部からの視線で有利な場合がある
  • 購入価格が高く、価格変動額も大きくなりやすい
  • エレベーター待ちや災害時の移動負担に注意
LOWER FLOOR

低層階

  • 購入価格を抑えやすく、検討者の予算に入りやすい
  • 外出や非常時の移動が比較的しやすい
  • 周辺建物、道路音、視線、日照の影響を受けやすい
  • 公開空地や水景など近景に魅力がある住戸もある

資産価値を左右する6つの判断材料

01

購入時の階数プレミアム

同じ間取りでも階数で価格差がつきます。その差が将来の買主にも評価される範囲か、直近の同一マンション成約事例で確認します。

02

実際の眺望と将来の変化

高層階でも正面に別棟があれば評価は変わります。低層階でも前面が公園や川で抜けていれば魅力になります。前面敷地の建築計画も確認します。

03

向き・日照・室温

南向きだけでなく、窓面の広さ、庇、Low-Eガラス、周辺建物を含めて判断します。高層階の西向きは眺望が良くても夏季の暑さを感じることがあります。

04

エレベーターと動線

低層用・高層用の分離、基数、停止階、朝の混雑を確認します。高層階では毎日の待ち時間、低層階では階段利用のしやすさも住み心地に関わります。

05

同じマンション内の競合

総戸数が多く、似た間取りが多いマンションでは、売却時に同時販売住戸と比較されます。階数差より価格差が重視される局面もあります。

06

将来の買主層

眺望を重視する層には高層階、価格や移動のしやすさを重視する層には低層階が選ばれます。誰に売りやすい住戸かを購入時から想定します。

比較するときの正しい揃え方

揃える条件理由確認方法
同じマンション立地・管理・ブランド差を除くため棟内の成約事例
近い面積・間取り総額と需要層を合わせるため専有面積・間取り図
同じ向き・眺望階数以外の価格差を減らすため住戸位置図・現地確認
近い成約時期市況変化の影響を減らすため直近1~2年の成約事例
室内状態リフォーム費用の差を除くため販売図面・内覧記録
「高層階=必ず値下がりしにくい」ではありません。
高層階の価値は、購入時に支払う上乗せ額と、売却時に残る眺望・希少性の釣り合いで決まります。低層階も、取得価格が適正で住みやすければ流動性を保てます。

内覧時に確認すること

窓から正面・左右・下方向を見る/窓を開閉して道路・鉄道・風の音を確認/時間帯を変えて日照を確認/エレベーターホールから住戸まで歩く/周辺の建築予定を調べる

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参考:国土交通省「不動産情報ライブラリ」。個別物件の判断では、REINS成約事例、管理資料、現地状況を併せて確認します。

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この記事の筆者

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