大阪市阿倍野区で子育てってどうなの?
治安や暮らしの情報についてもご紹介!
大阪市でトップ3に入る繁華街「天王寺」のすぐ近くに位置する阿倍野区。
なんとなく危険なイメージがありますが、実際のところ治安や子育て環境はどうなのか気になりますよね。
先に結論からいうと大阪市24区の中では犯罪発生は意外と少なく、現在では文教地区として人気も高まっているエリアです。
以前より街も整備され、阿倍野ハルカスなど大きな商業施設もできるなど安全で暮らしやすくなっています。
順に説明していきますので、住まい選びの参考にしていただけると幸いです。
大阪市阿倍野区の交通アクセスについて
阿倍野区内には5つの路線と13の駅があります。
JR阪和線では乗り換えなしで和歌山へ、三国ヶ丘で乗り換えれば関西国際空港駅へ行くことも可能です。
さらに、かつて大阪市内あらゆるところを走っていた路面電車のひとつが阿倍野区内には現存しています。恵美須町から我孫子道までの阪堺線と、天王寺駅前から始まる上町線の2線があり、現在も天王寺区民や阿倍野区民、堺市民の足となって生活を支えています。
大阪阿部野橋(近鉄南大阪線)
天王寺駅前(阪堺電気軌道上町線)
阿部野(大阪メトロ谷町線)
西田辺(大阪メトロ御堂筋線)
昭和町(大阪メトロ御堂筋線)
美章園(JR阪和線)
文の里(大阪メトロ谷町線)
河堀口(近鉄南大阪線)※こぼれぐち
東天下茶屋(阪堺電気軌道上町線)
阿倍野(阪堺電気軌道上町線)
松虫(阪堺電気軌道上町線)
姫松(阪堺電気軌道上町線)
北畠(阪堺電気軌道上町線)
駅情報や時刻表などはこちら
阪堺電気軌道の詳細はこちら
大阪市阿倍野区の商業・買い物施設について
大阪市阿倍野区の商業施設
あべのハルカス近鉄本店
あべののランドマーク的存在のハルカスは、地下2階から地上14階までの空間には生鮮食料品も取り揃えたや衣料品、日用品を取り揃えた近鉄百貨店、12階から14階まではレストラン街があります。
さらにその上にはあべのハルカス美術館や大阪マリオット都ホテル、そして最上階エリアにはハルカス展望台があり、大阪の街一帯を360度見渡すことが可能で、日の入りの時間に訪れると西の海に沈む夕日を望むことができます。
さらに21階と22階はクリニックモールになっていて、13の科目のクリニックがあり、土曜日の診療にも対応してくれています。
あべのキューズモール
キューズモールは子供連れでお出かけしやすい複合施設です。
子供が楽しめるビュッフェ型のレストランやベビー用品や子供用品を多く取りそろえるフロア、子供が遊べるエリアなどを併設しています。
「子供が泣いたらどうしよう」「授乳やおむつ交換の場所を探すのが大変」
赤ちゃんや子供連れでお出かけをするときにそんな不安を抱える人も多いと思います。
あべのキューズモールなら授乳室は1〜3階に、おむつ交換台は館内すべてのトイレに完備されているので、そんな不安を持たずに気兼ねせずに行くことができます。
大阪市阿倍野区のスーパーマーケット
阿倍野駅界隈は開発によって都会へと変貌を遂げましたが、阿倍野区は昔から長く暮らしている人が多く、阿倍野駅から離れると下町文化も残っています。
そのため日常生活に必要な食料品や日用品を売っている商店街も多く、あべの王子商店街や文の里商店街などは地元の買い物客でにぎわいを感じることができます。
スーパーマーケットも増えて、阪急オアシスやデイリーカナート、ライフなど大手スーパーマーケットのほかにも、サンディやラピスといった地元密着のお店もあるので日常の買い物に困ることはありません。
スーパーマーケットの詳しい情報はこちら
大阪市阿倍野区の子育て・教育環境について
大阪市阿倍野区の保育・教育施設
保育所 |
37か所 |
幼稚園 |
15か所 |
小学校 |
11校 |
中学校 |
5校 |
(参考データ:Gaccom 学校教育情報サイト)
阿倍野区は開発されて、マンション建設ラッシュが続き、住人も増えました。
そのため子供の人口割合も増えています。令和2年に実施された国勢調査では14歳以下の人口は14,056人で全体の12.6%となり、平成12年に12,767人、11.5%だった頃から比べると1.1%も増加しました。
阿倍野区松崎町にある常盤小学校はマンモス校となり、分校まで出来ています。
勉学にとても力を入れていて、常盤小学校に入学させるために引越してくる家庭もあるほどです。
尚、大阪市区阿倍野区の待機児童は令和4年4月1日時点では、0人です。
大阪市阿倍野区の子育てサポート
阿倍野区では他の区と同様に、区役所が子育てマップや子育て支援施設の紹介、親と子の交流場「親子のつどい」など様々なサポートを行っています。
妊娠期から就学前までのサポートはもちろんのこと、育児についての相談も気軽にできる体制が整っています。
(参照:阿倍野区子育てサポート関連)
子育て情報 ままちっち
こどもとの日々を応援するポータルサイト「子育て情報ままちっち」は、子育てで必要な地域の情報を集めたサイトで、運営するスタッフは全員子育て中のママたちです。
子供と一緒にお出かけしやすい場所はもちろんのこと、子供の習い事や子育てをしながらでも働きやすい職場の紹介までママ目線で書かれています。
大阪市阿倍野区の病院
阿倍野区内には夜間や休日の救急診療に対応してくれる病院が2件あります。
相原第二病院
相原第二病院では、内科担当医師と外科担当医師それぞれ1名で救急外来を担当し、地域の診療所や病院と連携を取りながら24時間体制で365日、救急診療をしてくれています。
救急診療を希望の場合、まずは06-6633-3661へ電話連絡をしてください。
救急外来についての詳細はこちら
大阪市立大学医学部附属病院
大阪の三次救急医療施設として、重症救急患者の救急期診療を行っている医療機関です。
診療対象は、多発外傷や中毒、熱傷、呼吸不全などで救急医学を専門とする救命救急センタースタッフが専門医療科と連携を取り、処置をおこなっています。
ほかにも子供向けクリニックでは愛和こどもクリニック、たかまつこどもクリニックも人気が高いです。
新しい街へ引っ越したら、なるべく早めにかかりつけ医を見つけておきましょう。
大阪市阿倍野区の治安について
大阪府警察が発表した「令和3年中 大阪市区別大阪重点犯罪(抜粋)等発生件数【確定値】」のデータによると、阿倍野区内で令和3年に発生した犯罪(全刑法犯)は1,026件と大阪24区では13番目に多くなっています。
阿倍野区は犯罪発生率の高い西成区に近く、路上生活をする人が多くいるイメージから治安が悪いイメージが強いですが、実際はそれほど犯罪が頻発するエリアではありません。
警察やボランティアの協力からなるパトロールも頻繁にされていますが、自ら身を守る意識を持ち、行動を取るようにしましょう。
大阪府警察が更新している犯罪発生マップや痴漢や子供への声かけなどの不審者情報も確認できるGaccom安全ナビの活用をお勧めします。
安まちアプリでは指定地域の不審者情報などがオンタイムで通知されるので、子供を持つ親に人気のアプリです。
大阪市阿倍野区のおすすめスポット
阿倍野区のおすすめスポットといえば、おすすめの商業施設の項でもおすすめした「あべのハルカス展望台」が有名です。ほかにも阿倍野区の周辺エリアには天王寺動物園やてんしばなど小さな子供を連れてのお出かけでも、デートのスポットとしてもおすすめの場所がたくさんあります。
少し足を伸ばせば、1,200種類の植物が咲く長居公園もあり、都会に住みながらも自然を感じることができます。
まとめ
阿倍野区はひと昔前は路上生活者が多く、危険なエリアでした。
しかし開発エリアに指定されたり、パトロールを強化したりなど治安改善に取り組まれた結果、今では子供の数も増え、塾や勉学に力を入れた学校が増えるなど文教地区として人気です。
飲み屋街や夜遅くに近づかない方が良いエリアはありますが、住宅街などは治安も良く、安心して住める環境が整っています。
阿倍野区は子育て世帯に限らず、どの世代や世帯でも住みやすさを感じられるエリアです。