【徹底解説!】東成区ってどんなとこ?
子育てや治安、おすすめスポットについて
今回は東成区についてご紹介します。
心斎橋や難波、天王寺など繫華街エリアへのアクセスも良く、商店街や複合施設もあって暮らしやすい東成区エリアはこれまでシングル層を中心に人気でしたが、最近ではファミリー層のニーズも高まってきています。
なぜなら東成区の隣にある文教地区として人気の天王寺区は家賃や住宅価格が高騰しているため、東成エリアを視野にいれる人が増えているからなんです。
そんな東成区の買い物施設や子育て環境について詳しく説明していきます。
大阪市東成区の交通アクセスについて
今里(千日前線と今里筋線)・緑橋(中央線と今里筋線)・新深江(千日前線)・深江橋(中央線)の4駅が東成区エリア内にある駅です。
東成区は城東区、東大阪市、中央区、生野区、天王寺区と隣接していて、住む場所によっては 近鉄今里駅〈生野区〉・JR玉造駅〈天王寺区〉・近鉄布施駅〈東大阪市〉・JR森ノ宮・大阪メトロ中央線森ノ宮駅〈中央区〉なども最寄り駅になり得ます。
千日前線では難波へ乗り換えなしで行けますし、今里筋線はJRや京阪電鉄、その他の大阪メトロに連絡しているので京都や他府県へ出るのにも便利です。
大阪市東成区の商業・買い物施設について
東成エリアは昔から代々住んでいる人が多いエリアでもあるので、生活に必要なお店が充実しています。
大阪メトロ今里駅近くにはあの有名な激安店「業務スーパー」や今里新道商店街があって節約生活したい人におすすめのエリアです。
今里新道商店街は今里側から入り歩き進むと、今里一番街、神路銀座と名前が変わり、新深江駅まで続いています。合計9つの商店街が連なるその商店街群はなんと1.5kmにも及ぶ長さ!
大手回転すしやドラックストアなどもありますが、全体的に昔ながらの商店が多く、魚屋さんや八百屋さん、お惣菜屋さんなどが軒を連ねています。
コロナの影響もあってセルフレジが主流になった昨今には珍しい、人との交流を持ちながら買い物を楽しむことができる古き良き商店街です。
深江橋駅や新深江駅、緑橋駅付近であれば、イズミヤやライフなどの大型スーパーマーケットやMEGAドン・キホーテがあるので日用品の購入にもとても便利です。
玉造駅の下にはスーパーマーケットKINSHOがあり、玉造駅に隣接するビエラ玉造には100円ショップやコンビニ、24時間フィットネスクラブ、そして保育園まで併設されています。
そして玉造や今里に住むなら鶴橋も生活圏になります。そこでぜひ利用してほしいのが「鶴橋商店街」。
鶴橋商店街はキムチや韓国食材だけではありません。もちろん本格的な韓国食材の調達もできますが、近隣で飲食店を営む料理人さん達が仕入れに利用するほど安くて新鮮な肉や野菜を手に入れることができます。
「もりのみやキューズモールBASE」には赤ちゃん用品の専門店や輸入食料品店、スポーツクラブ、ドラッグストアなどのほかにもアパレルやレストランなど50のお店が軒を連ねています。
子供の習い事教室やフードコート、小さなアスレチックそれにドッグランもあるので、子供やワンちゃんとも一緒に行けて家族みんなで楽しめる複合施設です。
もりのみやキューズモール内の数あるお店の中で、私がおすすめしたいのは民間の図書館「まちライブラリー」。
寄付本でなりたっている民営の図書館のような施設で、日本全国のみならずイギリスなど世界にも展開されています。なんと始まりは大阪・天満橋なんです。
「何かをやってみたい人の背中をそっと押してあげるきっかけを本を通して作りたい!」「背中にそっと手を置いてあげられる存在でありたい!」
そんな想いからできた「まちライブラリー」は、それを象徴するように様々な交流イベントが開催されています。
お寺の中や大学のキャンパス内など場所によって違うスタイルのまちライブラリーですが、もりのみやキューズモールBASEにあるまちライブラリーはイタリアンレストランが併設されているライブラリーです。
子供の絵本もたくさんあって子供たちは靴を脱いで畳の上で読むことができるようになっていて、本の無料レンタルもできます。※初回登録有料
大阪市東成区の子育て・教育環境について
東成区内には6の幼稚園、11の小学校、そして4の中学校があります。
保育園は14か所あり、なんと待機児童数は2021年4月1日現在ではゼロ。保育園に入れなくて職場復帰ができないということもないようです。
また東成区では独自で様々な子育て支援が行われています。
ブックスタートという絵本を通して親子がコミュニケーションをとれるように対象年齢の子供を持つ親に絵本を配るサービスや子育ての悩み相談や交流の場を利用できるひがしなりっ子・すくすく・つながるクラブなど、子育て中のパパやママに安心のサポートがたくさん。
これから赤ちゃんを迎えるマタニティママやパパには心強いわくわくマタニティスクールもあって、赤ちゃんを迎える準備や出産準備についても学べます。
なお、上記のような東成区独自の子育て支援以外に大阪市の子育て支援も整っていて、例えば双子などの多胎児を連れての外出をサポートする「多胎児家庭外出支援事業」や様々な割引を受けられる「まいど子でもカード」、休日保育事業が拡充されるように人件費の補助を行う「休日保育」などが実施されています。
以上のことから子育てをするファミリー層にとって東成区は住みやすい街といえそうですね。
(参考資料:e-Stat 政府統計の総合窓口)
(参考資料:e-Stat 政府統計の総合窓口)
(参考資料:大阪市の保育所等利用待機児童数について)
大阪市東成区の治安について
大阪市24区のうち、治安の良さは16位と中間よりちょっと下くらいで梅田や難波など繁華街を含む中央区や浪速区より低いですが、子供への声かけ事案や女性を狙った不審者などの報告は少なくありません。
しかし、それは東成区に限ったことではなく、どこの街でもいえることです。
大阪府警から配信される「安まちアプリ」を登録・活用したり、子供に防犯ブザーを持たせたりするなどの対策はしっかりしておきましょう。
画像引用:町屋再生複合施設 燈
大阪市東成区のおすすめスポット
画像引用:町屋再生複合施設 燈
東成屋内プール
プールだけではなくトレーニングジムも併設されている東成屋内プールは、1回利用券・回数券・定期券があってジムに通い続ける自信のない人やあまり行けないけど、時間ができたときに気軽に利用したいという人でも使いやすいシステムになっています。
他にもヨガやダンスなどのクラスがあったり、トレーニングエリアにはトレーナーが常駐していたりするので、筋トレに不安がある方のサポートもバッチリです!
子供向けの水泳教室も開催されていて、満3歳〜中学3年生まで受け入れしています。
レベル別に4クラスもあり、泳ぎが苦手なお子さんでも安心!そして、月額5,500円と家計に優しい料金設定となっています。
町家再生複合施設 燈(あかり)
緑橋駅を降りて徒歩2分のところにある「町家再生複合施設 燈」は大正初期に建てられた建物を古民家施設としてリノベーションされ作られた複合施設です。
当時のままの欄干や梁、柱などはまるで大正時代にタイムトリップしたかのように感じさせてくれ、風情ある空間を作り出しています。
建物内には4つのお店が入っていて、昼はカレー、夜はクラフトビールを楽しめる「スタンド緑橋」や発酵食品・発酵調味料を作る料理教室「発酵典座」、大阪ではまだまだ珍しい盛岡冷麺のお店「喫茶Usagi」などがあり、大人たちが都会の喧騒を離れて過ごすのに良い空間といえるでしょう。
そして建物の2階部分はブース分けされていて、1区画1,500円で誰でもフリーマーケットを出店することが可能です。
まとめ
文教地区の天王寺区や繁華街エリアを含む中央区に比べ、一見地味な印象の東成区ですが、下町情緒が残り、生活に必要なお店は揃っていて実は暮らしやすい街なんです。
「町家再生複合施設 燈」のように歴史あるものをリノベーションした施設もあれば、もりのみやキューズモールBASEのように現代的な複合施設があったりと、昔と今を楽しめるのが東成区ならではの良さでもあります。
子育て支援もしっかりされていて、待機児童問題の心配がほぼない事も子育てをしている人やこれから考えている人には大きなプラス要素ではないでしょうか?
物件価格も天王寺区や中央区に比べても安く、生活コストを抑えられるうえに、繫華街エリアへのアクセスも良いので、DUNKS世代、子育て世代などどんなライフスタイルの人にもおすすめのエリアといえます。